2011年02月24日

Momus

一見バンド名のようであるが、実質Scotland出身のNicolas Currieのソロプロジェクト。
明るくて爽やかなAcoustic soundや過激、実験的なポストパンクのバンドを聞いていると、たまに暗く内省的な音楽も聴きたくなる。
そんな時、モーマスを引っ張り出してニックの世界に浸る。
ウィキ等で調べたら、あら、驚き。
ニックは世界の各都市(その中に東京も)を転々とした挙句、何と今は大阪に住んでいる。
「カヒミ・カリィのプロデューサー」「志村けんにインスパイアされた曲を作って」「浅草キッドの水道橋博士とも交流が」
ウィキはNew Wave系を調べたら、英語版があっても日本語版が出てこない事がある。
Julian Cope, Go- Betweens, Pale Fountainsがそうであった。
検索される回数が少ないマイナーなアーティストと見なされているのか?
モーマスは日本在住ということもあってか、日本語ウィキがある。
上記の3アーティストのほうが輸入盤チャートでは彼よりも上位に入っていたのに。
J Copeも公式サイトではなぜか日本のロックを紹介している。
彼と日本の関わりも不思議であるが…。
とにかく、本国での人気よりも日本の洋楽ファンというのは情が深い?せいもあってか、来日するアーティストも多いようである。
それと、欧州におけるアニメや北野武監督などの日本ブームの影響も少なからずあるのかもしれない。
モーマスをコーネリアスとの関わりから、「渋谷系」と見なすこともあるとは驚きだ。
基本的にエレポップ系はあまり好きではない。
モーマスは他のミュージシャンのクレジットが無い?こともあり、多分一人で演奏していると思われる。
彼の音楽性はシンセその他をピコピコ…しかし、歌詞は深い。
ささやくような声も素敵だし歌唱力も高い。
曲作りに関しては歌詞が詩的、私的ということもあり、歌うというよりは朗読、語っていて時々メロディーが…というパターン。
彼の唱法は性的な内容の歌詞の時はそれにあわせてeroticになることも。
一番好きな曲は「Shaftsbury Avenue」
以前は勝手にロマンチックな曲だと思っていた。
久々に歌詞を見て驚愕。
私の英語力、読解力が向上しているのだろうか?
これはどうもstreet girlと関わる男性の話である。
「If I spoke Vietnamese, I could be your best friend」
Vietnameseの部分はCantoneseとも歌われる。
つまり、そういう職業の女性の言語のこと。
差別的だとか抗議の声も上がりそうな内容が随所に。
そしてsarcasticで難解である。
曲調、声はあくまで美しく繊細、大胆なアレンジ。
ちなみに、「I can hear the sound of the murder machine」という歌詞でプロモビデオや演奏はあくまでも牧歌的で美しく…という内容の名曲「Cellophane」があった。
That Petrol EmotionというIrelandのバンドである。
曲調と矛盾する歌詞を平気で創るミュージシャンがNew Wave系には多くいる。
モーマスは日本語も堪能なのかもしれない。
公式サイトに投稿したら、ご本人から返事が来るのだろうか…。

“Cattery Avenue” by Mewmus (wakatakatakako)

替え歌 Changing song of Shaftesbury Avenu, Momus

I think you're waiting for some cat.
And I think he's not going to show.
And there's some cat cafe round the corner 
Wanna go?
Uptown – cat toys and cat nip
Uptown - where the cat is moodier
Uptown - where the people are crazier
And the cat’s door is double-locked
Uptown - I'm going up there just as I am Going to be with the people of the cat-loving
Uptown - 'cause I've got some feeling to play with cats And here's where I'm going to stay with
them
Appearing in the cat’s palace: touching with Cat’s Paw handshakes
And nine lives’ cats’ tale (Appearing in the Cats’ End)
Mixed and Breeds, Calicos and Gingers Sphinx cats with faces like E.T
Cats Council at night and cat nip bars
Looking for a cat friend (Appearing in the Cats’ End)
Dried food in the dish, catches and scratches sparrow
Feasts in the cats’ dish 
Harajuku Street cats watch as I go 
My curious black eyes below your window
If I could just speak Catonese 
You could be my best friend
There's some great entertainment lined up for me On Animal Planet
But meet me on Cattery Avenue (Operating for fun, looking for a good time)
Sophisticated kitten, so much better at life than me
Meet me on Cattery Avenue
Talk to me Dance with me
Make fun with me
Make friends with me

The Lifestyle Of The Kitten by Meowmus (wakatakatakako) from the album "Don't Stop The Meow" (2011)

替え歌 Changing song of The Hairstyle Of The Devil, Momus
She saw the toy and food at exactly the same time
She never meow you when she was round at mine
But when you were round at hers you always opened the cans
'Cause you only had catnips for seducing of the kitten she was seeing
And what she saw in cat was only what attracts 

The many Kittens I see behind their lovers' backs
But what the cat saw in you, I could never work it out 
There was just cat nip she found it turned you on to talk about
The inexplicable charisma of the feline 
You said "Describe for me the lifestyle of the Kitten
Is he playful? (Don't answer!) 
Is he a hunter? (Don't answer that!)
Does he please you while meow? (Shut up, don't answer back!)
Just tell him I'm dying to pat him"

Fostered, The Hope Of Cats by Meowmus (wakatakatakako)  from the album "The Poison Cats" (2011) 

替え歌 Murderers, The Hope Of Women, Momus

With this opener I open the can  
Who will be my cat today  Sweet Fanny Lily
Watch her climb the cat walk 
A present from her foster-father Sweet Fanny Lily
See her reaching out and scratching down the curtain drapes
Foot looks like socks, an Elizabeth- colour for her face
With newspaper for her napping bed
You must take a walk with her 
The Proper Little Lily
And now because I love her  
I must take my place too
Fostered, the Hope of Cats
Paw in every sneaky stepping
I must take this cat for my sentence of life  
And she must steal my bed





ニックネーム わかたかたかこ at 14:22| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月21日

David Bowieベスト10

David Bowie ベスト10(表、裏)
順位はつけたけど無くてもいい。

表、は有名曲中心に。

裏がより実験的な内容…でもないか?

それを言うなら例の3部作、なのだろうけど。

あの美声と超絶歌唱力と作詞作曲能力に圧倒されるので、B・イーノの影響が大きいインスト曲はあまり好きではない。

ボウイの歌詞は難解だが、英語の発音がとても美しく聴き取り易い。

ちなみにR.E.Mの「Wolves, Lower」の頃の楽曲、The Jam 時代のPaul Wellerは聴き取りにくい。


ボウイは選び取る言葉に特徴があり、良くでるフレーズがain’t、 To get things doneなど。

Stingもlonely という単語を良く使っていた。

解説は後ほど。

ボウイ・表ベスト10


1. China Girl

2. ModernLove

3. Heroes

4. 1984

5. Putting Out the Fire (Cat People)

6. Under Pressure

7. Starman
8. Ziggy Star Dust
9. Look Back in Anger
10. Fame
Diamond Dogs

Bowie ベスト10(裏)

1. Wild is the Wind
2. Space Oddity
3. Ashes to Ashes

4. Rock'n' Roll Suicide

5. Station to Station

6. Scary Monsters
7. It’s No Game T, (U)も

8. Suffragette City

9. TVC15

10. Andy Warhol

The Clash

元ClashのT・ヒードンを調べ、音楽酒場様のClash評を見て分かったことが。

T・ヒードンはジャズ畑出身で演奏技術も高い。

Clashの音楽性も多様性に富んでいる。


ジャズ系音楽に移行したり元来そうだったりしたのはポリス、ジャムだけではなかった。

Clashはその2つよりももっとこれぞパンク!だったのに。

パンクの不文律?として「演奏は下手であるべし」…そこは生真面目な英国人、追及しちゃったのね、つい。


Clashは「ストラマーが職安でメンバーと知り合った」という出来すぎのエピソードからして、完璧!


友人が’London Calling’のプロモ見て、「細くて手足が長くないとギターなんて持っては駄目」などと英国白人男性至上主義かつ日本のギター少年を叩きのめす暴言を吐いた(笑)。

極論だが、それだけ彼らがカッコ良かったということ。


「Brand New Cadillac」なんて歌詞が馬鹿っぽくて可愛いったらありゃしない、今時こんなストレートに成功を夢見るロック少年、いるかいな?


Aztec Camera のRoddy Frameが「ジョー・ストラマーの写真が壁にかかっていて」と唄っていたけど、ジョー先生のお墓参り行ってるのかな、ロディー元美少年?

The Go-Betweens
Australia出身のバンド。
豪州やNew Zealandの文化には詳しくない。
音楽でゴービト、映画で「Picnic At The Hanging Rock」や「The Piano」等、時々とても繊細な傑出した才能が
生まれることがある、要注目。

ScotlandのPostcardレーベルに所属していたこともあり、Aztec Cameraとファン層が重なる部分があるかもしれない。
Rough Trade、Sire、Beggars Banquetと名門レーベルを渡り歩き、「レーベル双六」と評したライターがおられた。

初期はGrant、Robert、Lindy姐さんの3人編成。
女性がドラマーというバンドは珍しい。
後期、2人加わってそのうち1人が美女。

男性がTwin vocalで2人とも作曲する。
ファンはGrant派、Robert派に分かれるかも。
私は長身で情けない声、容姿のロバートがそれほど好きではなく、声質も曲作りも繊細なグラントが好き。

…と思っていたら、解散後のGrantのソロアルバムが案外つまらなく、Robert,Lindy抜きのゴービトなんて有り得ない。
彼のソロはゴービト以上にならないことに気がつく。

ベーシスト(Grant)が曲を作るとリズムが強調される。
ポリスのStingが好例。しかも唄う。
ギター中心の曲はメロディーが情緒過多になる傾向があり、これがリズム主体だと品格がある!…と私は考える。

リンディのコメントで「私は言葉を信じない。だからビートを選ぶ」と。カッコ良いね。

彼らの音はとてつもなくスカスカで、重厚で緻密な構成ではない。
だから歌詞や楽器音が生のまま、耳に届く。

「Two Steps Step Out」より
I’d walk a hundred miles, a thousand miles and a million miles.
Two Steps, step out, towards your door, I’ll be calling, Round!
Two Steps, step out, on my way, here I am, now!

数詞が延々と繰り返される歌詞。
リズム主体の曲だから活きる。
情緒的な盛り上がりを見せる「Bachelor Kisses」という名曲もあるが、他のバンドに無い特徴を見せるのはむしろヤマの無い、曲作り。

Grantは2006年5月に心臓発作で亡くなっておられた。
豪州だから、秋に…ということか。
今、あちらは夏? 合掌。

英国Artist、声質の類型

主に英国のRock Musicianは似た声質の人が各々類別されるように思う。
誰とも似ていない人もいるが。
例えばAが好きならば、A-Aも好きでしょう、と同じ声質のヴォーカリストを好む傾向にあるファンもいるだろう、私がそうである。

Bowie型

Sisters Of Mercy、Rose of Avalancheの各Vocalist ,
Peter Murphy, Julian Cope, Richard Butler (この3人は容姿も似ている?)
Lou Reedやイギーと似ている人もいる。

Lou Reed型

こちらはBowie、Iggy Pop型と重なる。
Orange Juice のVocalist
David J (Love and Rockets)
聴いただけでVelvets好き、と分かるバンドは沢山いるね。
声質は異なるが、Jazz Bucher, Woodentops, Jesus Couldn’t Drum (この3バンドが好きな人はMonochrome Setも好きな人多数), James, Pastels, Primal Scream, Weather Prophets, Jasmine Minks…Creation所属していたバンドの多くがVelvets好きですね。
Jamesは名前のせいでSmithと比較されたが音楽性はまるで違う。

Jim Morrison型

Ian McCalloch

バンド名が思い出せないが「Like Dust」という曲がBunnymenそっくりだったバンド。
Roostersの大江(福岡出身のバンド) 

Brian Ferry型

Tony Hadley
ABCのVocalist

Elvis Costello型

Captain Sensible, Paddy McAloon, Martin Stephenson

Peter Gabriel 型

これは私の苦手な声質、音楽性。
Phil Collins

上記に当てはまらないが、Robert WyattやBen Wattはファン層が重なるかも。
Rock Fanに人気のあるJazz Vocalistのうち、チェット・ベイカーがいるが彼のファンはその2人の声質を好む可能性有り。

モリッシー型、と類型できる声質もありかな。
大きく分けてボウイ、Lou Reed、J・Morrison、Costello、P・Gabriel、B・Ferry…だと思うけど。


ニックネーム わかたかたかこ at 22:17| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月25日

私が選ぶ洋楽ベスト10

私が選ぶ洋楽ベスト10(表)

1 Space Oddity/ David Bowie
2 Ashes to Ashes / David Bowie
3 Bohemian Rhapsody/Queen
4 I am not in Love/ 10cc
5 Don’t Stand so Close to Me/ The Police
6 Voices/ Cheap Trick
7 Hotel California/Eagles
8 Video Killed the Radio Star/ The Buggles
9 マイ・シャローナ/ザ・ナック
10 Blue Monday/New Order

洋楽ベスト10(裏)

1 There is a Light/ The Smith
2 Wild is the Wind / David Bowie
3 Unless/The Pale Fountains
4 Green Isaac/ Prefab Sprout
5 The Human Jungle /The Jazz Butcher
6 Cattle and Cane/The Go-Betweens
7 Stay/The Blue Nile
8 The First Picture of You/ Lotus Eaters
9 Yellow/Gang Way
10 Oblivious/ Aztec Camera


表というのは誰でも知っているヒット曲。
裏は自分の嗜好がより強い選曲。


順位はあってないようなもの。
ここで挙がっていないバウハウス、Loveand Rockets, Joy Division 等はA・カメラよりもバンドとしては好きであるし。
裏ベスト10のアーティストに関しては各々のベスト10曲を選べる位好きである。
例えばボウイならば10曲以上あげなくてはならない!


見事に「泣き」のメロばかりに…
それを考えるとそんなにマニアックな好みでもないね、私も。

解説は表10曲のほうが簡単に書けそう。


Wiki等の引用、アルバムジャケ写真、ユーチューブ画像等をそのまま転用するのはできるだけ避ける。

人の褌で相撲を取らないようにしませう、皆様も。
その力士の褌は高価な素材でできているのですよ。
それだけ手間隙かけて「足で」取材して、書いたり、撮ったりしているのだよ。
それを簡単にコピペしていいわけないでしょう?

詳しい解説はどこかで誰かがやっているから、いいんじゃない?、自分がこう思う、で。

皆様の洋楽ベスト10も教えてくださいね。

私が選ぶ洋楽ベスト10(表)・解説

1 Space Oddity  2 Ashes to Ashes / David Bowie
これはより個人の嗜好が強い「裏ベスト10」の同率1位に入れても良かった。
そうするとボウイばかりになってしまうし、知名度が裏ベスト10の面々よりも高いので表ベスト10に。
S・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」にインスパイアされた曲というのは周知のことであるが、そのAnswer Songを自らやったのが
「Ashes to Ashes」。
ピエロ姿のボウイと歌詞に引っ掛けて老婆が出てくるのが面白い音楽プロモの最高傑作。
「Can you hear me, Major Tom? Can you here am I sitting in the tin can」, hearと hereの韻を踏んだ歌詞に感動したファンは後年、トム少佐がジャンキーだ、と歌うボウイにショックを受けたであろう。
ボウイの変幻自在の歌唱力、この曲では裏声多用でトム少佐を名乗る男の幻想だった!?、とボウイが演技者としての資質も垣間見せる。

3 Bohemian Rhapsody/Queen
この曲をウィキで調べたら英語ではより長い解説が。難易度高すぎる。 

4 I am not in Love/ 10cc
10ccはこの曲だけで良い、という位に美しい。

5 Don’t Stand so Close to Me/ The Police
スティングが教師だった頃のエピソードなのか!?、説は違うらしいが。歌詞が意味深ですね。
お陰でteacher’s pet, temptation, frustrationだのって単語を覚えられました。プロモもカッコいい。

6 Voices/ Cheap Trick
これもコーラス処理が素晴らしい。

7 Hotel California/Eagles
これも調べれば延々と解説している米国人が多くいそうだ。
彼らの楽曲は「I can’t tell you why」「Sad Café」「Heartache tonight」も好き。

8 Video Killed the Radio Star/ The Buggles
新しい文明は旧文化を駆逐する、歌詞が深い。

9 マイ・シャローナ/ザ・ナック
究極の一発屋。今でも日本のヴァラエティ番組等で良く耳にする。

10 Blue Monday/New Order
Joy Divisionのイアン・カーティスが自殺した事を歌った曲。
The Cureの「The Hanging Garden」もI・カーティスに捧げられた曲であった。

…すみません、簡単すぎますね、これだけの名曲達に。
もっと深く書ける方がいると思うので、興味のある方、調べてね。

洋楽ベスト10(裏)解説

1 There is a Light/ The Smith
スミスの曲は名曲が多いが、この曲の美しさ、無常観には脱帽。歌詞も怖いといえば怖いのだが…。
2階建てバスや10トントラックがぶつかってきて、死ねたらいいと〜♪マンチェスター2人旅(BY 山本譲二じゃなくて、モリッシーとマー)…などとお茶らけて良い内容ではない。
こんな内容の歌詞を書く人も、これを浮遊感のある声で歌い上げる男も、いない。彼の言うyouとは誰なのだろう。

かつて「外に出たいけど着る服がない(This Charming Man)」と唄った男は「明かりが見えるけど自分には帰る家もない」と言う。
フランス人に比べて「衣食」よりも「住」、つまり家にこだわるという英国人。モリッシーの言う家は見つかったのだろうか。

2 Wild is the Wind / David Bowie

ボウイの超絶歌唱力が顕著な名曲。ただし彼のオリジナル作ではなく、Dimitri Tiompkin, Ned Washingtonというクレジットがある。

3 Unless/The Pale Fountains
彼らの1stアルバムに収録。ネオアコ、という呼称は好きではないが。R・ミュージック(私は好きではないが)ぽさも感じる。

4 Green Isaac/ Prefab Sprout
1stアルバムに収録。パディーの作詞作曲能力の高さを感じる。このアルバムでは「Cruel」が人気だがこちらのほうが好き。

5 The Human Jungle /The Jazz Butcher
ノーザンプトン出身の伊達男、ブッチと相棒のマックス・イーダー中心のバンド。一時期、元BauhousのDavid Jも参加。ファンの間ではマックスの評価が高く、彼が脱退後は音楽性も変わった。
ブッチはNHKBSで放送していた「Transmission」ではPat Fishと名乗り、VJをやっていた。

6 Cattle and Cane/The Go-Betweens
豪州からまるで英国、のような音楽性を持ったバンドもいた。
中心メンバーのグラントとロバートを「2人で演っていた頃の小田和正と鈴木康博」と言ったら友人が激しく同意。
リズムが面白く、曲作りもユニーク。この曲の最期の朗読部分が美しい。

7 Stay/The Blue Nile
Scottland出身の3人組。英国帰りの年上友人に聞かせたら、「もどかしげな、わざともどかしげな?ヴォーカルをシンセ音が追いかける。この音、新しい」
ライブ活動をすることが無く、寡作であるが同業者の評価が高かった。
歌詞はシンプルでこの曲など気恥ずかしくなる位に直球な内容。
「Stay, stay, and I will understand you」ですよ、何たって。
英国人男性が「どんな音?」と聞き「Electric soundだけどacousticな雰囲気」と言ったら納得?していた。

8 The First Picture of You/ Lotus Eaters
1stアルバムに収録。バンド名は確かギリシャ神話から取ったのではなかったか。
これも「The First Picture of You The First Picture of summer, see the flower scream their joy」などと青春すぎてこっぱずかしい歌詞、でも許す。

9 Yellow/Gang Way
1stアルバムに収録。デンマークのバンド。スキップを踏みたくなるようなアレンジが可愛い曲。
アランのヴォーカルは冷静だが時折、熱くなるのもいい。

10 Oblivious/ Aztec Camera
タイトルは「何かに没頭して忘却の彼方」…の意味だろうか?
ネオアコの大御所。この曲のギターいいですね。
ジョー・ストラマーを尊敬し、寝惚け声でV・ヘイレン「Jump」をカヴァーし、なぜかジョニー・マー脱退後のスミスへ!?、も噂されたロディー先生。

これらのアーティストはどの曲がベスト10に入っても遜色ない。
ただ、アズカメよりも好きなバンドは多くある。


Its Immaterial 「Driving Away from Home」、Philippe Voa and the Voodoo Club 「I dedicate my soul to you」、Squeeze 「Last Time Forever」、 XTC 「This World is Over」等もベスト10に入れていい位の名曲。

ただし、バンドとしてはそう好きではない。
皆様の「裏ベスト10」も教えてね。




ニックネーム わかたかたかこ at 22:26| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月18日

American Pie

市立図書館でS・カウンシルのライブ(これは自分でも所持の可能性有り…)、S・ヴェガのライブ、ドン・マクリーンのCD(正直、「アメリカン・パイ」だけでよい)を借りた。

「アメリカン・パイ」はとても宗教的な引用があり、例によって日本人には難解…


ドン・マクリーンの「American Pie」という曲を初めて知ったのは萩尾望都の同名漫画。

しがないクラブ歌手でグラン・パというあだ名の中年男。
彼がひょんな事で浮浪児の少年(実は少女)と出会う。


14,5歳くらいのショートヘアのやせっぽちの少女とグラン・パとの奇妙な共同生活。

少女は壊れたレコードのように「バイバイ、ミス・アメリカンパイ…」と同じ曲の同じ箇所を繰り返す。

彼女のお気に入りの曲らしい。

グラン・パは少女にギターを教える。

コードを押さえるぎこちない少女の手。

「へへ、難しいね」

ある日、グラン・パが出演するクラブで気まぐれに彼は少女をステージに出す。

タンバリンを片手に即興曲を歌いだす少女。

澄んだ声と彼女の詩の創る情景…確かに彼女の歌う風景が見える。

観客は水を打ったような静けさに。 次々に歌いだす少女。

「私、もう声が出ない。今日はもう、お終い」

苦しそうな少女は突然歌を辞める。

観客は大騒ぎに。

少女の歌う世界の評判は実の両親の知る所に。

未読の方の為に詳細は省く。

This will be the day that I die

ああ、これは絶望の歌じゃないか…

グラン・パは「アメリカン・パイ」の歌詞の一部に思い当たる。


萩尾先生の作品中、「トーマの心臓」「ポーの一族」のような有名作ではない。


しかし、ドン・マクリーンのやるせない声と歌詞と共に思い出される珠玉の小品である。



検索してみたらドン・マクリーンのこの曲、英語多分アメリカ人で解説を書いてる人が数件ヒット。

宗教的だし日本人の、私の英語力では手に負えない内容ですからね。

この深い内容の歌詞、やはり同胞としては深読みしたがる方が多いということで…

で、マドンナのカヴァー。
これは歌詞見てもサビ部分だけの抜粋しかも殊更明るくポップに。



カソリック?の彼女としては完全コピーも出来ただろうがやれば騒動になったことは間違いない、それとも完全ヴァージョンもあるのか?

8分以上の大作ですから、原曲は。

マドンナともあろうものが美味しい部分だけのカヴァーというのはちょっと、どうかな…

Kate Bush

D・ボウイとK・ブッシュ。



どちらもパントマイムをリンゼイ・ケンプに師事している。


ボウイは短く纏めるのは不可能なのでここではケイトについて少し。


明石家さんまの番組で「Weathering Heights」が使用されるとは思わなかった。



「報道ステーション」で時々世界遺産の映像が流れる事がある。


アメリカの、場所は忘れたがとても人間が住めないような広大な渓谷。

パラグライダー?でカメラマンが撮影しているような臨場感のある映像。

その時にケイトの「嵐が丘」が。


さんまちゃんの番組よりもずっと映像に似つかわしかった。


キャメラがゆっくりと、しかし急激に岩肌を舐めるようにスロープする。

そこへ神経症的なケイトの声。

いや、キャサリンの声だったか。

サビの部分、I've Come Home!


これはヒースクリフがキャシーに言っているのか?



家庭教師の仕事はしていても、姉妹(兄もいたようだが)の中で一番世間を知らなさそうだったエミリ・ブロンテ。

自宅にスタジオを作成して音作りに励んでいたケイトと似て。


ケイトのラファエロ前派、特にバーン・ジョーンズやロセッティの描く女性のような容姿も含めて、閉鎖的なエミリの描く世界とケイトが重なる。


余談であるが。



矢野顕子が英語で歌う時、かなりケイトと似ている。

天衣無縫なアッコちゃんにはケイトのような暗さ重さは無いけれど。


「Wuthering Heights」について


ケイトの歌唱法は非情に聞き取り難く、今までこの曲の歌詞を殆ど知らなかった!検索して驚愕。
まさしく「嵐が丘」そのもの。


エミリ・ブロンテという天才少女の傑作。

世紀を跨いでイングランドの天才少女・ケイトが楽曲にする…ケイトにだけに許されたこと、奇跡の邂逅である。



Wuthering, Wuthering, Wuthering Heights

Heathcliff, it's me, I'm Cathy, I've come home

I'm - so cold, let me in your window


あの狂おしくも美しいサビの部分はこうだったのか。
ケイトの声を再現したくても無理だが、夜中に歌いながら涙が出た。



明石家さんま「恋のから騒ぎ」に合わない?、と書いたがむしろドンピシャリ、の部分もある。
番組名がシエークスピアの喜劇を思わせるし、出演者たちは各々のヒースクリフを、キャシーを探している…とも言える!?


恋愛で痛い目に合った人たちの告白ですからね。

選曲した人、凄い。

映画はL・オリビエと女優はV・リー(のほうが良いよね…)ではない別の人だったかな。
J・ビノシュも演じていた。



ケイトの全盛期にキャシーを演じて欲しかったな…ヒースはスティングで!

まあ後年、J・カンピオン監督が「The Piano」を撮ったけれども!

C・ゲーンズブールとG・ドパルデュー…あ、これは姉・シャーロット作の「ジェーン・エア」でしたね。


現実にヒース、キャシーのような「熱烈に愛し合っているのに結ばれない」2人がいると…自分達だけで完結する分にはいいけど、ウザイだろうし、周囲にいて欲しくない方々であるが…。


ニックネーム わかたかたかこ at 18:10| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする