2010年08月12日

文学における猫

保坂和志の「カンバセーション・ピース」。
保坂氏の作品で最初に購入したのは「猫に時間の流れる」。
漫画家の大島弓子氏が単行本に書いた帯推薦がそのまま文庫本に掲載されている。
表紙の茶トラの猫チャーちゃんに惹かれ、福岡のヴィレッジヴァンガードにて購入したのが保坂文学にハマったきっかけであった。
「カンバセーション・ピース」もその中の一つ。
何でもない日常生活を描写した中で、飼い猫たちが家の中を通り過ぎる。
主人公(保坂氏自身と思われる)が横浜スタジアムにベイスターズの試合観戦に出かける。
保坂ファンの間で有名な猫である故・チャーちゃんの記憶が蘇ってくる。 
大きな事件は何一つ起こらない。 
フランス映画のように、筋と関係無さそうな?会話が延々と続く。 
こんな文章は読んだ事が無かった、と衝撃を受けた作品。 

ホークスファンである私にとって、西武ライオンズはある意味恩恵のあるチーム。 
保坂氏は西武デパートのカルチャーセンターで企画の仕事をしておられた経歴をお持ちである。パリーグファン、日本の野球ファンにとって横浜高校もまた、恩恵のあると言える(松坂投手がPL学園に敗退していたら、その後の日本球界の発展は無かった!)。 
野球と猫。
これほど私の好みにハマる作家さんはいない。


タグ:保坂和志
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ニックネーム わかたかたかこ at 16:24| Comment(0) | 猫を題材にした書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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